入学要件:学力
学部へ入学する場合
シドニー大学では、オーストラリア以外の海外の高校卒業資格を元に、直接学部への入学が可能かどうかを査定しています。
通常、日本の高校を卒業した場合、教育制度等の違いから学部に直接入学するのではなく、まずファウンデーションコースと呼ばれる準備コースに進学し、オーストラリア式の学習スタイルに慣れてから学部へと進学するのが一般的です。
ファウンデーション経由で学部へ入学する場合
高校での成績を元に、ファウンデーションへの合否が決まりますが、ファウンデーションにはいくつかのコースがあり、それぞれ入学の基準が異なります。
大学院に入学する場合
大学院に進学するにあたり、入学の決め手となるのは最終学歴での成績(GPA/評点平均)、英語力です。一部、専攻によって職歴を求められる場合もあります。大学院(Master/Graduate Diploma/Graduate Certificate)に出願するには、大学卒業資格(学士号を取得している)が必須条件となります。
入学に必要となるGPA / 評点平均
大学やコースによって、必要となるGPAは違います。また現地の大学の成績は7点を満点とする算定方式のため、最終的には日本の大学から評価方法の説明付きの英文成績証明書を準備する必要があります。提出された成績表のなかで、
- 大学(あるいは希望専攻)が求める基準を満たす成績であるか。
- 事前履修科目(Prerequisite)を学部時に履修しているかどうか。
について査定し合否を決定することになります。
<日本の大学のレベルの違いはどのように評価されるか?>
原則的には、どこの大学出身かということよりも、何を学び、どの程度の成績を修められたかによって合否判定することになります。
そのため、まだ学部在学中の学生であれば、少しでもGPAをあげられるよう努力しましょう。
入学基準に満たない場合/卒業学部とは異なる専攻に進みたい場合
希望するMasterに入学するにはGPAが足りなく、入学が難しそうな場合、オーストラリア・ニュージーランドの大学ではGraduate Diploma/Certificateを経由してMasterのコースに進むことが出来ます。
Graduate Diploma/Certificateはともに、Masterでの勉強に向けて、必要となる学力や専攻の基礎知識を補うことができるコースです。半年~1年ほどのコースで、修了後は規定の成績を満たせばMasterに入ることが出来ます。
また、学部の専攻が大学院の専攻と異なる場合で、事前履修科目をカバー仕切れていない場合にも、これらのコースに進むことで、Masterへの進学が可能となるケースがあります。
一部の大学には、大学院に進む学生の為の準備コースを設けている大学もあり、学部卒業時の成績がふるわない人や専攻を変えたい人にも広く門戸が開かれています。
入学基準:英語力
学部への入学に必要な英語力
専攻 | TOEFL(ibt) | IELTS |
---|---|---|
人文学系 | 105以上(W25, その他セクション23以上) | 7.5(各セクション7.0以上) |
ビジネス系 | 96以上(W19, その他セクション17以上) | 7.0(各セクション6.0以上) |
教育系 | 105以上(R23, W25, L&S27以上) | 7.5(Speaking/Listening8.0以上、各セクション7.0 以上) |
健康科学系 | 95以上(W25, その他セクション23以上) | 7.0(各セクション7.0以上) |
※大学の情報に基づきデータを掲載していますが、予告無く変更となることがあります。
大学院への入学に必要な英語力
専攻によって、求められる英語力の基準が異なります。
ここでは目安となる英語力についてご説明します。
専攻 | TOEFL(ibt) | IELTS |
---|---|---|
人文学系 | 96以上(W19, その他セクション17以上) | 7.0(各セクション6.0以上) |
ビジネス系 | 96以上(W19, その他セクション17以上) | 7.0(各セクション6.0以上) |
教育系 | 105以上(R23, W25, L&S27以上) | 7.5(R&W 7.0, L&S 8.0) |
健康科学系 | 96以上(W22, その他セクション20以上) | 7.0(各セクション6.5以上) |
※大学の情報に基づきデータを掲載していますが、予告無く変更となることがあります。